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  続日本100名城・・・・・No.101 志苔館
 志苔館の沿革
志苔館が記録に登場するのは,松前藩の史書「新羅之記録」中で,長禄元(1457)年の項に,「…長禄元年五月十四日夷狄蜂起来而,攻撃志濃里之舘主小林太郎左衛門尉良景…殺狄之酋長胡奢魔允…」と康正2(1456)年からの「コシャマインの戦い」により館が陥落したことが記述されています。さらに,永正9(1512)年の項にも,「永正九年四月十六日宇須岸志濃利與倉前三舘所攻落夷賊…小林太郎左衛門尉良景之子彌太郎良定…」と再度アイヌとの戦いにより館が陥落した記述がみられます。しかしこの後は,館主であった小林氏が松前藩に従属したといわれ,志苔館が記録上に登場することはなくなり,事実上廃館となったものと推定されています。

 志苔館跡の構造と規模
館跡は,四方に土塁が巡らされたほぼ矩形を呈し,沢地形などを利用して空壕が掘られています。土塁で囲まれた郭内は,東西70~80m,南北50~65m,約4,100平方メートルの規模で,北から南へ緩やかな傾斜がある平坦地となっています。土塁は北側が4~4.5m,南側は1~1.5mの高さとなり,西と東側は土塁が途切れて,それぞれ出入口となっています。また,北側と西側の空壕は幅5~10m,深さ最大3.5mほどで,断面が薬研または箱薬研の形状となり,特に西側は土橋を挟んで二重壕が掘られています。

※函館市HPより引用

 
 概要  平山城
 別名  志濃里館
 築年/廃年  徳治元年(1306)?/不明
 築城主  小林重弘?
 歴代城主  小林氏
 所在地  北海道函館市志海苔町
 最寄り駅  R函館本線 函館駅
 函館駅前停留所から函館バスで志海苔停留所下車(約35分)
 函館空港停留所から函館バスで湯倉神社前停留所下車(約16分)・乗り換え,志海苔停留所下車(約8分)
 最寄りIC  道央自動車道 大沼公園IC 国道5号線→国道228号線経由
 駐車場  なし(空港に隣接した「志海苔ふれあい公園」の駐車場を利用)
 休館日  なし
 スタンプ設置場所  あずまやに設置されたスタンプボックス
 志海苔舘のHP  志苔舘
 函館市のホームページへリンクしています


  周辺の地図



  志苔館の見どころ・その他情報
 函館に着いて、まず函館空港に近い志苔舘に向かう。志苔舘には駐車場がないため近くの「志海苔ふれあい広場」の駐車場を利用しました。駐車場から志苔舘に徒歩で向かうと目の前に緑が映える中に「史跡志苔館跡の標柱と案内看板」が現れます。その右手には橋があり堀が二重になっており、断面が薬研または箱薬研の形状になっています。その薬研堀に関して、見るのは吉田郡山城に次いで二度目です。郭内には建物跡,井戸跡,柵跡,柱穴跡がありしっかり表示もされておりよかったです。さらに郭の外、特に北側には最大深さ3.5mの箱薬研堀がありみごとなものでした。あと訪問する前に草の長さを心配していましたが、それほど長くなく地面が見える範囲だったので助かりました。北海道にも蛇がいると聞いていたのでそれが心配でしたのでよかったです。

 見どころ

 ◆堀
 ◆土塁
 ◆門跡
 ◆建物跡
 ◆井戸跡
等となります。

 観光スポット

 函館山展望台 函館市と近郊を一望できる展望台。両側を海に囲まれた独特の地形が演出する眺望、特に凛とした空気にきらめく夜景が満喫できる。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用
五稜郭 星形城郭で国の特別史跡に指定されている。戊辰戦争最後の戦いである箱館戦争の舞台となった。春は桜の名所、冬は堀がライトアップされる。2010年箱館奉行所が復元オープン。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用
五稜郭タワー 五稜郭公園に隣接して建ち、展望フロアから五稜郭跡の星形を俯瞰できるタワー。展望2階の高さは地上90メートル。五稜郭や箱館戦争の歴史を語る展示物も興味深い。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用 
 八幡坂 函館山からの夜景と並んで、函館のビュースポットとして紹介されることが多い坂。かつてこの坂を上りきったところに函館八幡宮があったとされ、名前の由来となっている。かつて、CMで年配の夫婦が手をつなぎながらスキップするシーンのロケ地として評判となり、「チャーミーグリーンの坂」と呼ばれることもあります。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用
函館市北洋資料館 江戸時代以降の箱館~樺太間の漁業についての歴史・資料が展示され、北洋航海体験室では荒れ狂う波間を行く漁船を体験することが出来る。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用
金森洋物館 1880(明治13)年に建てられた「旧金森洋物店」を改修し、資料館として公開。和洋折衷の防火煉瓦造りで、明治時代の函館を今に伝えている。北海道指定有形文化財。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用
トラピスチヌ修道院 トラピスチヌ修道院は,明治31年(1898年)フランスから派遣された8人の修道女によって創設され,現在,60人ほどの修道女たちが,製菓・農耕・工芸品の制作に従事しながら,聖ベネディクトの戒律のもと,”祈れ” ”働け”の日々を捧げている場所です。
※函館市HPより引用


     







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