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  続日本100名城・・・・・No.102 勝山館
 勝山館は、後の松前氏の祖である武田信広が、15世紀後半に築いた山城で、16世紀末頃まで武田・蠣崎氏の日本海側での政治・軍事・北方交易の一大拠点でした。現在も継続中の発掘調査により、瀬戸・美濃焼・中国製青磁などの5万点をこえる国内外産陶磁器や金属製品、木製品など10万点余りの出土品、建物・井戸・空壕・橋などの跡が多数見つかり、館内での様々な暮らしぶりがよみがえりました。さらに、近年、調査・研究で明らかになってきた城下町と併せて「中世都市」と呼ぶにふさわしい景観が見えてきました。また、もっとも注目すべきことは、当時アイヌの人々が使っていた500点余の骨角器が出土していることです。中世史研究の第一人者網野善彦氏は「この館にアイヌと本州人が混住していたことはほぼ明らかといってよいのではないだろうか。」(「日本海と北国文化」「北国の社会と日本海」小学館刊)と述べている。興味尽きないテーマを与えてくれる史跡です。

勝山館は、背後に標高159.1mの夷王山があり、両側面と正面には寺の沢と宮の沢によって深い急斜面となっている天然の丘を利用した山城です。夷王山地域を含めた面積は、約35万平方kmになります。中央の大地は三段の大きな平坦面からなり、後方は空濠、土塁、柵、搦手門で守りをかため、内部は溝、塀で区画して、掘立柱の建物と竪穴式の建物も見られます。東の方には侍屋敷跡があり、西の沢には井戸や木桶がおかれ、用水場所となっています。最も高い所には、1473年の信広が創建した館神八幡宮があったといわれています。

※上ノ国町観光協会HPより引用

 
 概要  山城
 別名  和喜館、脇館
 築年/廃年  室町中期/慶長5年(1600)前後?
 築城主  竹田(蠣崎)信宏
 歴代城主  竹田(蠣崎)信宏→光広→高広~南条廣継
 所在地  北海道檜山郡上ノ国町字勝山
 最寄り駅  R函館本線 函館駅
 最寄りIC  道央自動車道 大沼公園IC 国道5号線→国道227号線→国道228号線経由
 駐車場  有(無料)勝山館跡ガイダンス施設の駐車場を利用
 休館日  休館日毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(勝山館跡ガイダンス施設の休館日 お城は随時見学可能)
 ただし開館は4月から11月まで(詳しくはHPをご覧ください)
 スタンプ設置場所  勝山館跡ガイダンス施設
 ウェブサイト  史跡上之国館跡 勝山館跡


  周辺の地図



  勝山館の見どころ・その他情報
 松前城から道の駅上の国もんじゅを目指して北上しグルメブティックもんじゅにで昼食です。てっくい天丼を食べたのですが、てっくいとは?と思っていたのですが、なんとひらめだそうです。話がそれたので元に戻しますと、国道228号「道の駅上の国もんじゅ」から100m程東に向かい右手前方向へと右折します(道路に案内有)。道なりに1km程坂を上がっていくと左手に「勝山館跡ガイダンス施設」があります。このガイダンス施設を見学しましたが、中に遺跡が展示してありちょっとびっくりしました。そしていよいよ勝山館跡の見学です。ガイダンス施設から下っていくことになるのですが、墓跡がやたら多くてびっくりです。さらに下ると、搦め手門が見えてきます、その手前に堀があり堀を見ながらさらに進むと海をバックに遺構が忽然と現れます。ここは史跡公園として整備されており礎石や井戸などがありしっかり表示もされており訪問者にとって言うこと無しです。さらに下ると、橋があり橋の真ん中で下を見ると、なんと堀(大手空堀)が左右に広がっています。すぐに橋をおりて撮影です。撮影後、虎口や物見跡を目指しくだります。ほぼ下界付近で「勝山館跡」の石碑を見て下界に到着です。いつも思うのですが降りたら登らなければならないと。(当然ですが)さぁ上の駐車場まで登りましょう。良い運動です。この後花沢舘に行き、花沢温泉でひとっ風呂です。

 見どころ

 ◆堀
 ◆搦手門跡
 ◆建物跡
 ◆虎口
 ◆主郭の柵
等となります。

 観光スポット

 夷王山 上ノ国町の市街地にほど近く、標高159m。ツツジの名所として人気が高く、6月の満開時には「夷王山まつり」が開かれる。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用
道の駅 上ノ国もんじゅ 追分ソーランラインの国道228号線沿いに位置する。松前藩の始祖、武田信広が築いた山城「勝山館跡」がある夷王山の麓、原歌海岸にある道の駅。日本海情報交流館「文珠」がメイン施設になっている。
※函館市公式観光情報サイト「はこぶら」より引用 
花沢館 15世紀頃に築かれた蛎崎季繁の居城で、武田信廣と共に1457(長禄元)年のコシャマインの攻撃にも堅く守って屈しなかった道南十二館の一つ。1945(昭和20)年初め頃、約2千枚の古銭と鉄鍋が出土しています。(国指定史跡)
※檜山振興局HPより引用 
花沢温泉 天の川橋の土手を山側に進んだ花沢公園横にぽつんとたたずむ、気軽に利用できる温泉です。市街地から近く、町民御用達の憩いの場となっています。
旧笹浪家住宅 置き石屋根が人目をひく「旧笹浪家」は18世紀初めから続いたニシン場の網元。

 書籍

 勝山館跡ガイダンス施設で書籍を販売しています
 <書籍の内容について>
 Ⅰ周辺文化の説明
 Ⅱ旧石器・縄文・続縄文・擦文時代
 Ⅲ中世
 Ⅳ中世・近世・近現代
 Ⅴ年表
 Ⅵ展示施設情報
 Ⅶ上ノ国へのアクセス 

     







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