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  その他の名城・・・・・No.KI002 白旗城
 白旗城は、標高440mの急峻な白旗山上に赤松円心(則村)が築いた山城です。建武3(1336)年、円心は後醍醐天皇と対立した足利尊氏に味方し、白旗山上に城を築き、そこで西国へ敗走する尊氏を追撃してきた新田義貞が率いる6万の軍勢を釘付けにします。義貞は、昼夜を問わず絶え間なく50日余り攻め続けましたが、要害堅固な白旗城を落とすことはできず、勢力を盛り返した尊氏に退却を余儀なくされました。この時の武功により、円心は播磨国の守護として室町幕府の重鎮となりました。また、白旗城も1441年の嘉吉の乱で赤松宗家が滅びるまで、赤松氏の主要な城の一つとして固守されました。南北朝時代から戦国時代(14世紀~16世紀)にかけて、戦乱の中で白旗城は何度も歴史の舞台に登場しますが、記録の上では一度も落城したことがない、難攻不落の名城です。現在、白旗城跡の遺構は、東西約560m、南北約400mにわたって残っています。尾根筋には、本丸や二の丸、三の丸、馬場丸、櫛橋丸、侍屋敷などの主要な遺構が残り、南の谷筋に大手郭などの平坦地が見られます。また、城跡の各所に堀切や石積、土塁などの防御施設が残り、戦乱に耐えた強固な山城であることを彷彿とさせます。城跡へは、北側の細野口、南側の野桑の両方から近畿自然歩道を通って登ることができます。毎年11月23日には白旗城まつりが開催され、登山客が数多く訪れます。


※上郡町郷土資料館HPより引用


 
 概要  山城
 別名  ―
 築年/廃年  鎌倉時代末期~南北朝時代初期/戦国時代初期?
 築城主  赤松則村
 歴代城主  赤松氏
 所在地  兵庫県赤穂郡上郡町赤松
 最寄り駅  智頭急行河原野円心駅
 最寄りIC  中国自動車道佐用IC 国道373号線経由
 駐車場  白旗山細野登山口横
 ウェブサイト  西播磨の山城HP


  周辺の地図



  白旗城の見どころその他情報
  2022年5月1日に登城しました。
白旗城の入口の手前に小さな橋がありその橋の左手に駐車スペースがあるのでそこに車を停めて登城です。入口はしっかりした作りになっているので城の内部も整備されているように思えました。高い木の生えているので天気がよくても少し暗い感じですが本丸目指して進みます。最初は平坦な道のりでしたがトイレのあるあたりから段々と登り始めますがトイレの横に「落ちない城 白旗城」合格祈願絵馬 自動販売機があり少し先に願掛所がありますので受験される方は願掛けしてはいかがでしょうか。ここから結構大きめの石が敷き詰められた感じで上の方まで続いており、そこを一人登っていきますが入口付近から本丸まで1.9kmありこの坂を登り切れるかちょっと不安ではありました。途中で案内版があるので迷うことはありませんのでこれから登られる方も安心して登ってください。汗を流して登ってくると、堀切がありその先には櫛橋丸跡が左手にありましたが先に本丸を目指して進みます。しばらく行くと広い広場に来ましたがここが二ノ丸で、虎口っぽいところを入ると本丸です。ここにも祈願所がありました。本丸からは木があるので360度見渡せませんが割とよい眺めでしたね。奥に進むと三ノ丸がありそこには土塁もありましたよ。そして地面を見るとワラビがあちこちに生えていてここにワラビを取りにくる人もいるのではないかなと思いました。私は城の現状を壊さないように何もせず戻ります。戻ると行く時にあった櫛橋丸を逆方向から入れるので進みますが、道幅が狭く尾根のようになっていて歩きにくかったですし、すべって落ちる可能性もあるので気をつけて歩いてくださいね。そこから来た道をひたすら降りて入口まで戻ってきました。入口の門を見た時に思ったように城内はしっかり整備されていて上郡町や地元の方々の活動に感謝します。これからも登城される方々のためによろしくお願いします。もちろん登城される方々はルールを守って登城するように心がけないといけませんね。感想ですが白旗城は今まで登ったお城の中で一番しんどかったところですね。往復で2時間かかりました。

 見どころ

 ◆石垣
 ◆土塁
 ◆堀切
 ◆郭
等が見所となります。

 観光スポット

播磨赤松氏居館跡 赤松氏居館跡として発掘調査が行われて、中世の遺物が発掘されているようです。
宝林寺・円心館 上郡町河野原の宝林寺境内にある資料館。室町時代の守護大名赤松氏の資料の展示のほか、赤松円心の三男赤松則祐、その娘千種姫、別法和尚の木坐像の「赤松三尊像」と呼ばれる県指定文化財も見学することができます。
※HYOGo!ナビHPより引用 
ありなしファーム 親子で楽しめるイチゴ狩りができる農園です。
東有年・沖田遺跡公園   有年原・田中遺跡は、赤穂市内を南流する千種川と有年盆地を西流する矢野川との合流域の北に位置する。遺跡の北にそびえる、奥山の谷から南に広がる緩やかな扇状地に立地しています。昭和63年度の発掘調査で発見された弥生時代後期(約1800年前)の大型墳丘墓や木棺墓群などを復元整備した公園です。
※赤穂観光HPより引用

 書籍

 上郡町郷土資料館で書籍を販売しています
 <書籍の内容について>
  この本は過去の調査結果をまとめた報告書で1998年に発行されたものです。まず過去の調査の記録があり、白旗城の地理的な解説があり同時に歴史的な環境面についても解説があります。そして過去の文献を元にいろいろ説明があり当時のことがわかる内容になっています。城と言えば縄張りですが絵図を用い詳しく解説されており、巻末には白旗城跡概則図が付いていますよ。また赤松氏と白旗城について詳しく解説があり石積みについても解説があります。絵図と写真もありなかなかよい書籍です。


     






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