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  続日本100名城・・・・・No.164 洲本城
 三熊山に初めて城が築かれたのは室町時代の後期で、紀州熊野水軍出身の安宅氏が土塁や柵等で造った「土の城」であったと考えられています。「本能寺の変」後の1582年(天正10年)、羽柴(後の豊臣)秀吉配下の武将仙石秀久が城主となり、四国攻めの前進基地・水軍の城として増改築が始められました。1585年(天正13年)には、同じく秀吉配下の武将の脇坂安治が城主となり、文禄・慶長の役(朝鮮出兵)の時期を含む、1609年(慶長14年)までの24年間の在城中、現在に見られる洲本城が築かれ、大坂城や大阪湾、紀州海峡を防衛する大坂城の出城としての役割を担いました。脇坂安治は朝鮮出兵の際の倭城築城の経験を活かし、山上と山麓部との間を東西二条の「登り石垣」で連結したより強固な城を築きました。このような洲本城の歴史や、天正・文禄・慶長の各時代の石垣・石積みの変遷が見られる等の貴重な価値が認められ、1999年(平成11年)に国の史跡に指定されました。

※お城のパンフレットより引用

 
 概要  平山城
 別名  三熊城
 築年/廃年  大永6年(1526)/明治以降
 築城主  安宅治興
 歴代城主  安宅治興→冬康→信康→清康→菅平右衛門→仙石秀久→脇坂安治~池田忠雄~蜂須賀氏→稲田氏
 所在地  兵庫県洲本市小路谷
 最寄り駅  ―
 最寄りIC  神戸淡路鳴門自動車道淡路IC 国道28号線→県道76号線経由
 駐車場  有(無料) 
 休館日  毎週月曜日・祝日の翌日/金曜又は土曜日が祝日のときは月・火が休館。月曜日が振替休日のときは火、水が休館/年末年始の休館は12月28日~1月4日/臨時休館9月25日~28日)(洲本市立淡路文化史料館の休館日 お城は随時見学可能)
 スタンプ設置場所  洲本市立淡路文化史料館
 ウェブサイト  洲本城WEBガイドHP


  周辺の地図



  洲本城の見どころその他情報
 馬屋(月見台)跡の前に車を駐車し、少し戻り大手門と腰曲輪の2段に積まれた石垣を見てから本丸の方に向かいます。初期の頃は高く石垣を積む技術がなかったので、石垣を少しでも高く見せようとして2段や3段に積んだのでしょう。本丸大石段を登ると内枡形の本丸虎口があり、石段を登ると本丸に到着です。本丸には天守台があり模擬天守(模擬天守では日本最古のもの)が築かれていますが、現在は中に入ることができません。一旦本丸から出て、南の丸から籾蔵から西の丸に向ます。西の丸までは少し距離がありが途中に残念石というものがあり、これは矢穴を掘ったまま使用されずに放置された石だそうです。それから搦手門まで戻って西の登り石垣まで降りようと思ったのですが、このあたりが工事中で降りることができず八王子神社の方から下って見ることのできるところまで降り、ようやく石垣を見ることができましたがこの上り下りは結構ハードでした。それから元に戻って東の丸から武者溜り東一の門まで行き、それから東の丸の二段の郭に登ります。ここからの眺めも凄くよかったです。ここの下には東の登石垣があるのですが上からは見ることはできませんでした。この登り石垣は朝鮮の役で築いた城(倭城)で用いた海岸部と山上の城を石垣で連結する技術・工法を洲本城に導入したものと考えられています。登り石垣は、彦根城や松山城、米子城などでも見ることができますが、洲本城独特の構築だそうです。しかし洲本城の石垣は結構残っており見応えのあるものでした。洲本城を後にして洲本市立文化資料館に向かいスタンプと書籍をゲットしました。書籍は原本が売り切れておりコピーしたものを購入しました。

 見どころ

 ◆石垣
 ◆登り石垣
 ◆残念石
 ◆本丸跡
 ◆各曲輪
等が見所となります。

 観光スポット

 ステンドグラス工房ルヴェール 淡路島で唯一のステンドグラス工房で、世界のステンドガラスをご覧いただけます。(体験希望者のみ限定) またステンドグラス教室を含め一日体験も行っております。
※淡路島観光協会HPより引用
高田屋嘉兵衛公園 ウェルネスパーク五色は、司馬遼太郎の「菜の花の沖」の主人公としても知られる、洲本市五色町出身で江戸時代の先駆者・高田屋嘉兵衛(たかたや かへい)を顕彰して造られた公園です。嘉兵衛の功績を紹介する高田屋顕彰館をはじめ、ログハウスやキャンプ場、公共の宿等の宿泊施設、また温泉や、スポーツ施設等、様々な施設を併設した複合施設です。
※淡路島観光協会HPより引用 
洲本アルチザンスクエア 地場産業の振興や新しい産業の創造と工芸やアートを紹介することを目的とした施設としてオープン。赤レンガ造の建物は、新都心のシンボル的存在です。
※淡路島観光協会HPより引用 
ウェルネスパーク五色 夢工房 高田屋嘉兵衛公園内にある工房でうどん打ちや蕎麦打ちの体験ができます。
淡路島モンキーセンター 淡路島モンキーセンターは、野生ザルと自然のかたちでふれあえる施設で、サル文字をつくることでも有名です。ゆったりとお過ごし下さい。飛びかかることなく安心して見学できます。
※淡路島観光協会HPより引用

 イベント

毎年11月に洲本城お城まつりが開催され、武者行列に参加できます。

 書籍

洲本市立淡路文化史料館で書籍を販売しています。
 <書籍の内容について>
  水軍の城としての洲本城を5期に分けて解説しています。
1)安宅氏の時代
2)秀吉の淡路制圧
3)秀吉の四国攻め
4)脇坂の築城
5)洲本城の機能と役割
それぞれの時期の石垣の解説や発掘された瓦の写真などを基に解説しています。
また、洲本城の見どころも写真を記載して解説しています。

     






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