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  続日本100名城・・・・・No.156 鎌刃城
 戦国時代、近江国では江北の佐々木京極氏や浅井氏と、江南の佐々木六角氏が争っていました。南北の国境にある鎌刃城は、東山道(江戸時代の中山道)やその他の山間を抜ける道を監視する役割を持ち、その時々の勢力争いにより、城主・城代が入れ替わる「境目の城」でした。最初にいつ鎌刃城が作られたかは、わかっていません。文明4年(1472)に、京極方の今井氏が六角方の堀氏が守る鎌刃城を攻めたという記録があります。天文7年(1538)には、六角氏の手に落ち、六角氏の城になります。永禄2年(1559)には浅井氏に属した堀氏が入城し、浅井方の城になりました。元亀2年(1570)に浅井長政が信長に反旗をひるがえした時には、城主堀秀村は織田方に付き、一説には坂田郡で6万石を賜って、信長に湖北支配をまかされ、鎌刃城はその拠点となります。天正2年(1574)に堀氏が突然改易され、まもなく廃城となります。

※お城のパンフレットより引用

 
 概要  山城
 別名  蒲葉城
 築年/廃年  応仁の乱以前/天正2年(1574)
 築城主  土肥氏
 歴代城主  土肥氏~堀氏~浅井氏
 所在地  滋賀県米原市番場
 最寄り駅  JR米原駅から湖国バス「番場」下車徒歩約60分
 JR米原駅から湖国バス「称揚寺(しょうようじ)」下車、徒歩約40分)
 最寄りIC  北陸自動車道米原IC 県道240号線経由
 駐車場  有(無料)東番場公民館近くの駐車場
 休館日  無休
 スタンプ設置場所  喫茶「源右衛門」案内パンフレットボックス
 ウェブサイト  びわこビジターズビューローHP


  周辺の地図



  鎌刃城の見どころ・その他情報
 今日は近畿地方に木枯らし1号が吹いた日で、少々風がある中鎌刃城に登城です。車での移動で、鎌刃城の標識のある橋の手前に駐車場があるのでそこに駐車します。駐車場から南へ少しあるくと喫茶「源右衛門」があり、さらに南へ歩くと写真のような小さな標識がありそこを左へ行くと彦根43ガードの入り口に着きます。

この入口に山城特有の獣の柵があり入ったらちゃんと鎖を掛けましょう木の生い茂った山道を登ると熊よけのベルがあるので鳴らして進みます。この山道が細く谷側が急斜面になっている注意して歩いてください登っていくとやっと堀切が目に入ってきます、と言いますか堀切の中に入った感じです。向こうに大石垣の看板があるので行ってみますと、ロープの左側に石垣があります。(落ちないように右側には注意です)元に戻って上に行くと、北Ⅵ郭から北Ⅰ郭と続き主郭へと続いており、北Ⅵ郭には大櫓跡、北Ⅴ曲輪には虎口、主郭の虎口やのろし台などがあります。主郭からの眺望がよく近江の山々を見渡せます。主郭にあるのろし台ですが、何であるんだろうと思っていたところ喫茶「源右衛門」にあったちらしを見て納得。琵琶湖一周のろし駅伝に使うのだそうです。次に主郭から南郭へ移動すると下にみごとな堀切が見え、そこにロープがあるので下に降りておいでと言っているようです。そこからが七つの堀切へ続いており細い尾根で、見た目怖かったにも関わらずロープを使いながら進みましたがやはり途中で怖くなり全部見ることなく引き返しました。さらに南Ⅱ郭から西郭に行こうと思ったものの、下へ降りるためのロープに木が寄りかかっており、危ないと判断し断念しました。

ヒルの被害に遭われている方が多いようです。ヒル除けスプレーを吹き付けるなど対策が必要かと思います。また、熊や猪などの獣が出る可能性があるので熊除けの鈴などを携行し人がいることを知らしめてください。登城途中に熊除けのベルがあるのでそれを鳴らすのもよいかと思います。

 見どころ

 ◆主郭虎口
 ◆北の大堀切
 ◆北-Ⅴ曲輪の虎口
 ◆南-Ⅱ土塁と大堀切
 ◆大石垣
 ◆七つの堀切
 ◆西曲輪の畝城竪堀群

 観光スポット

 安土城 織田信長が天正4年(1576年)丹羽長秀に命じ、約3年の歳月をかけて完成した安土城。現在、石垣のみが残っており、特別史跡にも指定されています。
※びわこビジターズビューローHPより引用
 観音寺城 繖山に築かれた近江国守護佐々木六角氏の居城跡。佐々木氏城跡ともいい、国指定の史跡です
※びわこビジターズビューローHPより引用 
彦根城 姫路城などとともに天下の名城の一つに数えられる彦根城は、井伊直継(なおつぐ)・直孝(なおたか)によって約20年の歳月をかけて建設され、元和8年(1622)に完成しました。
※びわこビジターズビューローHPより引用 
 鶏足寺 ゆるやかな参道の石段、両側のこけむした石垣、台地の佇(ただずみ)は、往時を偲ぶに十分ですが、秋は境内を埋める200本に及ぶもみじの古木の紅葉でより一層の由緒深さを感じるものがあります。カエデ(モミジ)中心で、色は赤色が美しい。
※びわこビジターズビューローHPより引用
 黒壁スクエア 北国街道と、長浜城から東に延びる大手門通り(美濃谷汲街道)との交差点は、江戸時代に高札が立ち、現在でも「札の辻」と呼ばれています。古くから長浜の中心だったこの辻に、明治33年(1900)第百三十国立銀行長浜支店(6年後に明治銀行となる)が建てられ、壁が黒塗りだったことから「黒壁銀行」の愛称で親しまれました。和洋折衷の重厚な建物は、その後さまざまな変遷を遂げ、平成元年(1989)、「黒壁一號館・黒壁ガラス館」としてオープンしました。
※びわこビジターズビューローHPより引用

 書籍

 滋賀県立安土城考古博物館で書籍を販売しています
 <書籍の内容について>
  最初は鎌刃城の歴史と構造ということで、どの領主の城であったかや歴史についての解説と写真と絵図を使って発掘調査について詳しく解説されています。(中井均氏の執筆)
そして平成17年に鎌刃城跡国史答申記念講演会で講演された4氏の講演録が収められています。(村田修三氏、加藤理文氏、三浦正幸氏、木戸雅寿氏)
  

     







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