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  続日本100名城・・・・・No.136 鳥越城
 当城趾は、通称城山と呼ばれる尾根筋の一角にあたる標高312mを計る山上部に位置する。眼下には、東に手取川、西に大日川を望む場所にある。本城の城主は、紀伊雑賀一揆の首領鈴木孫一重秀の一族である鈴木出羽守と言われている。鈴木出羽守は、本願寺から派遣された武将とされ、「信長公記」には、加賀一向一揆が解体された天正8年(1580)11月には、近江安土城に入っていた織田信長のもとに鈴木出羽守を含む一揆方指導者19名の生首が届けられたと書かれており、この時に鈴木出羽守の鳥越城は落城したとされる。
しかし、翌年の天正9年(1581)2月には、二曲にて入り置かれた織田信長の配下であった柴田勝家の兵300名余を、一向一揆勢が討ち果たし、再び鳥越城を奪還できたとしている。
その後、翌10年(1582)3月に、再び織田信長の配下である佐久間盛政が一向一揆を制圧し、首謀者300名余を磔刑したことにより戦乱は終息した。
城は、尾根部を空堀や土塁で仕切って人工の造成された7つの平坦面からなる連郭式城郭である。昭和52年(1977)から平成14年(2002)にかけて14次にわたる発掘調査が実施された結果、天正期の戦乱の舞台となった焼失した建物等の貴重な遺構を多数発見された。二曲城跡とともに加賀一向一揆最後の砦となった歴史の舞台としての意義を持つことから、史跡に指定され、保存が図られている。

※現地説明板より引用

 
 概要  山城
 別名  別宮城
 築年/廃年  戦国後期/不明
 築城主  鈴木重泰
 歴代城主  鈴木重泰~吉原次郎兵衞~吉竹壱岐
 所在地  石川県白山市三坂町
 最寄り駅  北陸鉄道石川線 鶴来駅下車 北鉄バス「下出合」下車、本丸まで徒歩40分
 最寄りIC  北陸自動車道小松IC 国道360号線経由
 駐車場  有(無料) 本丸駐車場
 休館日  毎週月曜日(祝日の場合は翌日)(白山市立鳥越一向一揆歴史館の休館日 お城は随時見学可能)
 スタンプ設置場所  白山市立鳥越一向一揆歴史館
 ウェブサイト  うらら白山人


  周辺の地図



  鳥越城の見どころ・その他情報
 北陸城巡り1日目最後の鳥越城には16時20分ごろ到着。
日暮れまでに足早に見学・写真撮影をして帰ろうと駐車場まで歩いて行くとこれから見学する人に遭遇しました。すぐに日が暮れるような感じだったのでちゃんと見学できたのかな?
見学中に駐車場付近、中の丸付近、二の丸付近の3ヶ所で猿を発見。
中の丸などを堂々と歩いていたので人が来るのには慣れているのでしょうね。
久々に野生の猿を見ました。

 見どころ

 ◆空堀
 ◆土塁
 ◆枡形門
 ◆本丸門
 ◆中の丸門
等が見どころとなります。

 観光スポット

妙立寺 (忍者寺) 【日蓮宗】三代藩主前田利常の命により、1643年に加賀藩祈願所として創建された。金沢城の出城としての役目を持つと言われ、落とし穴や隠し階段などの種々の仕掛けが施され、迷路状の複雑な構造を有することから「忍者寺」と呼ばれている。
※金沢旅物語HPより引用
金沢城、兼六園 金沢城公園は、加賀百万石前田家の居城であった城が一般に広く開放された歴史的空間です。
※兼六園観光協会HPより引用 
白山 白山国立公園は、白山を中心とする山岳自然公園で、石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがり、北は大門山、南は大日岳まで2,000m級の山々が続いています。
※白山ベストガイドHPより引用 
金沢市足軽資料館 藩政時代の貴重な足軽屋敷2棟を移築再現したもの。建物の中は、足軽の職務や日常生活の解説・展示がなされており、屋根は昔ながらの石を置いたもので、当時の雰囲気をかもし出しています。
※金沢市観光協会HPより引用
石川県立歴史博物館 石川の古代から近代までの歴史と文化を紹介する博物館です。重厚な存在感のある、赤レンガの建物は、明治42年~大正3年に旧陸軍兵器庫として建てられたもので、その後、金沢美術工芸大学に使用されていました。
※金沢・能登おすすめ観光スポットHPより引用
白山市立博物館 人間国宝であった隅谷正峯(すみたに まさみね)の刀剣作業風景を再現模型等により展示を行っており、暁烏敏(あけがらす はや)、松本白華(まつもと はっか)の業績、国指定史跡東大寺領横江荘遺跡荘家跡の復元、民俗資料については、農村地域として古くから使われてきた農具等を展示しています。
※ほっと石川旅ねっとHPより引用

 イベント

 毎年8月に一向一揆まつりがあり
 城山太鼓、若原明神太鼓、じょんこら踊り、じょうかべ踊り、灯篭流し
等の催しがあります。

 書籍

 白山市立鳥越一向一揆歴史館で書籍を販売しています

 <書籍の内容について>
  一揆が籠もった城~鳥越城と原城
  鳥越城跡の発掘調査
  出土土器・陶磁器から見た鳥越城跡
  鳥越城の縄張り
  史跡整備と建物復元
  将来への提言

     







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